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人は誰かを頼って生きている

 

経営者は企業のトップなので、自分が最高に偉いのだと思いがちで、ビジネス本のカタカナ英語を多用して、どこかのセミナーで覚えたことを、如何にも自分が考えたかのように訓示してご満悦に浸っている。現場の従業員にすれば、高尚な話であっても現場を知らない経営者に疑問符を感じている。

 

会社を実際に切り盛りしているのは従業員で、彼らこそ会社の原動力。それを知っている経営者は、彼らの意見を重視しているのでセミナー講師の話に興味を示さない。自分の会社のことを一番よく知っている従業員を大切にし、彼らから提言や改善点を教えていただく立場なのだということを知っている経営者は儲けるのが上手い。

 

営業のできる社員、経理のできる社員、業者対応が得意な社員、工作機械の操作が得意な社員、電話応対が得意な社員…よく見ればできる社員ばかりなのに、できないことばかり観て叱っている経営者は業績を落としている。彼らがいなければ会社は回らないのに愚痴ばかり言っている経営者もいる。

 

僕は半世紀も経営者をしてきたので、経営でいちばん大切にすべきことは、社長は会社ではいちばん謙虚でいるべきだということ。従業員が働きやすい環境を提供することが仕事で叱ることではないということ。赤字の原因を社員に求めるのではなく自分の至らなさを反省すべきだということだと思う。

 

 

 

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