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起業したての頃は楽しさでいっぱい

 

僕が今の会社を立ち上げたのは45歳の時。パソコンが広く普及し世界がいっぺんすると思えた頃。低料金でパソコン操作を習える教室はなかった。ワープロ教室が全盛で、タッチタイピングを競い合っていた時代。しかし、世界の潮流はパソコンになると思った。

 

ワープロにはなかったインターネットや電子メールの機能は、必ず習いたいと思えたので、毎日早朝から深夜まで、映像授業の制作に没頭していた。それが楽しくて楽しくてたまらない。時間を忘れてしまい、気が付くと朝焼けの空を見上げることが多かった。

 

仕事をしているというより、楽しい遊びをしているような気分だった。最初はひとりだったが、植田さんという仲間ができて、いっしょに夢を語りあっていた。日本中に僕たちの教室ができて、多くの人から感謝される日が来るだろうねと言っていた。

 

僕は天才でもなく秀才でもない凡人だからこそ、どこでつまずき、どこで迷うのかわかる。それが強みで教材を作っていった。大人になれば、引っ込み思案にもなるし私なんかと卑下しがち、そんな気持ちを吹っ飛ばす勇気を与えることもできた。

 

今でも、朝早くから出社し、夜一度退社してお買い物をしてから、もう一度出社して仕事を深夜までしているが、自宅でゆっくりくつろぐよりその方が楽しい。自分が何か役に立つことをしているという実感が喜びなのだろう。

 

 

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