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M&Aの会社は信用できるのか?

企業の売買仲介業のM&Aから、たくさんの手紙やメールが僕のところにやってくる。事業継承をお考えなら、当社にお任せといった心地よい内容ばかり。実際に、担当者に会ってみると金融機関からの転職組が多い。

ただし、こうした会社は何の認可も資格も必要としない。まったく何の資格もない人が、ただ口がうまく付き合いが広いというだけで起業してやっていける。しかも、売買が成立すれば手数料を両社から5%もらう内容となっている。

1億円で売買成立なら、1000万円の手数料が入ってくる。これほどうまい話はなく、開業する人が後を絶たない。最近は、手数料を格安にするところも出てきて競争が激しくなりそうだが、どうにも信頼できない。うまい話には裏がある。

M&Aの社員は出来高払いなので何としても売買を成立して多額の報酬を手にしたい。こちらは、最初に会社の資産や経営状況を丸裸にされ、他社のM&Aと契約しないと誓約書迄書かされる。そうでなければ、売買先を見つけないという内容。

これって不動産売買と同じやり方。ただ、不動産売買は宅地建物取引業として登録しなければならないし、社員は国家資格である宅地建物取引主任者でなければならない。無免許、無届の会社をそうそう簡単に信頼してよいモノやらと思う。

今は、ネットで自社を売ることもできるし、他社を購入することもできる。あるいは、自分で売り先を決めて自分で交渉してみるのも良いかもしれない。パソコンやスマートフォンの操作ができれば、こうしたこともできる。

パソコンやスマートフォンの操作が苦手な人は、一度「パソコン教室わかるとできる」に行って相談して欲しい。一生のことなので、こうした勉強をしてネット検索してしっかり知識を身につけてからでも遅くない。

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