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小売りから卸売り、そしてメーカーになる

 

仕入れて売る商売よりも、自分で売れるモノを作ればもっと儲かる。そうしてがむしゃらに生きていた20代、返済に追われて少しでも収入の良い仕事を見つけては挑戦していた。自分でデザインした洋服が売れるようになると収入も増えてきた。

 

デザインするのは自分が着てみたいと思うもので、イラストを自分で書いてTシャツやトレーナーに印刷したものや型紙からデザインして縫製したものまでいろいろ。自分のセンスが問われるので、デッサンは数百枚も書いて気に入ったものを見つける。

 

新品のジーンズを古着になるよう、道路に叩きつけたり、やすりで磨いたり、泥水に漬けたり…。台風が通り過ぎると、流木を集めて時計や家具を製作してみる。オリジナルなものを製作して販売していた。必死になって働いていると時間を忘れて没頭するようになる。

 

仕事は没頭していれば楽しく、こうすれば…ああしてみれば…アイデアが湧き上がってくる。借金返済で追われていたが、仕事自体はとても楽しかった。収入が少なくとも没頭できる仕事をしていることは幸せにつながる。

 

大阪の大国町で靴メーカーをしている社長さんから、サンダルのデザインを頼まれたこともある。地元スーパーの社長さんから売り出しチラシのデザインを頼まれたこともある。シングルスピーカーでも低音が出るようにバスレフスピーカーを設計・製作したこともある。

 

興味を持って何でも勉強し、失敗を恐れず何でもやってみる。そんな経験が積み重なって、どれかひとつでも商売にできるものを身につける。興味があるのにあきらめないこと。失敗して非難されることをおそれないこと。

 

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