このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

事業を拡大して倒産

 

ウサギのキャラクターで人気を博した英会話教室の会社があった。派手なテレビCMと広告宣伝、授業料の安売りで事業を拡大していったが赤字がかさみ経営破綻した。赤字に陥ったとき、経営コンサルタントは教室拡大をアドバイスしていた。

 

赤字になれば、赤字部門を解消して事業が縮小するのが定石だが、この会社はその反対の事をやった。教室を増やせば、売り上げは伸びる。売り上げさえ伸びれば借金はできる。バブルの頃はそうした考えが一般的だったからだろう。

 

事業を拡大しているときは楽しいが、縮小するとなると辛いことが多くなる。社内の雰囲気も悪くなるが、それを放置すれば倒産する。業者への支払いも遅延し、給与も滞る事態になる。そうなるまえに手を打つのは経営者の判断だろう。

 

« »