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我慢しても何ともならない

 

「石の上にも3年」などと言って、我慢が大切だと言う。商売をしていると、売れないのに我慢して売り続けている商店やメーカーがけっこうたくさんある。誰もお客様が入っていない商店なのに開けていれば売れるだろうと思っている。売れない商品なのに作り続けているアパレルメーカー…。

 

大切なことは、お客様目線で今を知って何をするべきかを考えることなのに、これまでこれでやってきたから、これからもこれでやっていけば何とかなると信じていること。売れないお店は最初に商品や価格を見直して売れ筋商品を仕入れたり、販売価格を売れる価格に設定したり検証するべきだろう。

 

売れないアパレルメーカーは、売れる生地やデザイン、ロゴなども変更したり、新しいブランド名を付けたりし、売れる販売価格を検証するべきだろう。我慢していれば何とかなる時代は昔からない。同じことをしていたり精神訓話していたりして儲かる商売はない。売れ筋は時代と共に変化する。

 

起業して自分の好きなことで仕事をして儲けたいなどと言っていても、原価計算や複式簿記の記帳や開業届すら知らない起業家志望の方もいる。もちろん、事業計画はずさんで倒産するのは目に見えているのに儲かる妄想にとりつかれている人もいる。定年退職後の人生設計を甘く見すぎている。

 

儲かるビジネスモデルを考える基本的な知識やスキルがない人が多いので、僕は自分の起業体験から「わかるとできる 実践ビジネス講座」を講義している。アントレプレナーセミファイナルを受賞した起業家が講義している講座は他にない。儲けるには何を考えればよいのかがわかりやすく解説しているので受講してみてほしい。

 

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