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働くなら高賃金の国

 

かつての日本は、世界一高賃金の国で、日本で2~3年働けば自国に帰って家が建つと言われていた。そのため、海外の労働者の受け入れは拡大する一方だったが、ここにきて増加ペースは減少している。

 

日本の賃金は円安もあり海外の賃金に比べて低いのがその理由で、働くなら欧米の方が高賃金になる。日本人ですら日本企業で働くより海外で働くことを選ぶ時代になっている。今や日本は先進国の中でもっとも賃金の安い国になっている。

 

この先、海外からの労働者の受け入れは減少するだろうし、日本人が海外で働くことも増えてくるだろう。ただ、高賃金の海外では物価もそれと同じように高いので暮らしは質素になる。どちらを選ぶかはそれぞれだろう。

 

これからの時代、労働力を人に頼るのではなくロボットやAIに頼る時代になっている。また、円安で低賃金の日本では製造業が活発になりやすい。海外の工場を日本に移転する動きも出てくるだろう。

 

円安で物価が高く、とても海外旅行など行けない時代に生きてきたので、つつましい生活の良さも知っている。お互いに貧しくて助け合って生きてきた時代に戻っていくようで楽しみでもある。

 

洗濯機やテレビを買ってきただけでうらやましくてご近所の人が集まってきた時代。ご近所の人が集まってテレビを見ていた時代。舶来品といって海外の商品を見つめていた時代。貧しいゆえの豊かさもあった。

 

 

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