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戦争するたびに変わる戦術

 

ローマ軍は投石機で敵を倒し、モンゴル軍は火薬と軍馬で平原では圧倒的な強さを誇り、第一次世界大戦では機関銃が、第二次世界大戦では戦車や航空機などが、湾岸戦争では誘導型ミサイルが、ロシアのウクライナ侵攻ではドローンが威力を発揮している。

 

戦争は起こるたびに新しい武器が開発され戦術も変わり威力を発揮する。これからの戦争は兵士を前線に送ることなく人工頭脳を搭載した自立型ロボットや人工衛星からの情報戦やネット環境の乗っ取りや破壊が主流になるだろう。

 

ロシア軍もウクライナ軍もタブレットをもって戦場に赴いている。兵士はいろいろな装備を身につけている。連絡を取り合う無線、ヘッドセット、防弾チョッキ、いろいろな機能満載のゴーグル…IT技術の粋を集めたものばかり。

 

今は、殺人ドローンや誘導ミサイルが主流だが、これからは、ドローン破壊兵器やロボット破壊兵器が開発されるだろうし、ジェット戦闘機や戦車はAI搭載の無人機になる。軍艦や潜水艦などもAIで無人化され、戦地では、逃げ惑う民間人ばかりになる。

 

徴兵して軍事訓練して高度な兵器を扱える兵士に育てるのに2年以上かかり、訓練費も増大している。熟練兵を失うと損失をすぐに埋めることができない。しかし、ロボットであればいつでも修理・交換が効く。これからの戦争では戦地に赴く兵士がいらなくなる。

 

こうした近代的な兵器がなければ、兵士が前線で戦うことになるので、戦死者は圧倒的に増える。そうなれば、敵に攻め込ませて民間人の服装でテロ攻撃するしかないだろう。どちらにせよ、戦争は避けるべきで、その全責任は為政者にある。

 

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