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出世のために仕事をする日本のサラリーマン

 

日本企業で働くサラリーマンは、与えられた仕事のプロになることより、出世することに腐心する。そのために上司にこびへつらい、何を言われても「はい!」っと一つ返事で休日や退社時間も返上してゴルフや接待交際のお付き合いをしなければならない。

 

与えられた仕事では、中身はお粗末でも報告書の数字だけ上げれば高評価なので、担当している間だけの業績にこだわる。担当者が変わった途端に業績がダウンしても、それは次の担当者の責任で自分には関係ない。そのため、下請けには無理難題を吹っ掛ける。

 

会議で上司の意見に反論することは許されない。歯向かえば出世できないどころか出向社員にされてしまうか、地方に異動となる。そのため、無意味な会議が続き、アナログ発想の役員がビジネス書のカタカナビジネス用語を連発して精神訓話で終わる。

 

現場の問題点を指摘して、改善点を大胆に述べるとすれば、今の上司はバカばかりですと言い切る必要が出てくる。まるで、江戸幕府に仕えていた勝海舟の答弁のようになり会社から疎んじられる。それが今の日本企業の現状。これで儲けがでるはずがない。

 

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