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儲けを重視するより、幸せを重視する

 

企業価値としてよく評価される会社の利益を上げるには、人件費の抑制が手っ取り早い。リストラをして人を減らす、社員のボーナスをカットする。残業をさせても残業代を支払わない。正社員を減らして外注や契約社員にするなど方法はいろいろ。

 

人件費のカットは企業風土を一変させる。効率ばかりが優先して品質管理や新商品開発がおろそかになる。短期的には経常利益が出て、企業価値が上がり、株価に反映され、投資家は喜ぶ。V字回復などと言われ、マスコミからもてはやされる。

 

しかし、企業内部では品質にバラツキが出て評価が下がり、新商品開発への投資がなくなり従来商品の改良程度でごまかすようになる。社員のやる気が失せていき、ただ、目の前の仕事に集中するだけになる。欠陥商品での事故が起こることもある。

 

僕は、企業価値はそこで働く従業員の幸せ度であると思っているので黒字額にこだわらない。赤字は困るが、増収増益は期待していない。減収減益でも赤字でなければ昇給する。社員の満足度が上がることを優先するのが経営者の役目だと思うからだ。

 

社員が幸せを感じる会社であれば、お客様が幸せを感じる会社になり、結果として、地域がよくなる会社になっていくだろうと思うからです。会社が赤字でも昇給できるように経営者は内部留保を確保して贅沢しないよう経営者である僕は心がけています。

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