地方再生にはITスキルが必要
かつての地方再生は、企業を誘致してたくさんの人を雇ってもらうことでした。しかし、企業団地を整地しても、地方に企業が来てくれない時代になりました。放置された企業団地に太陽光パネルが並んでいる光景も見かけるようになりました。
コロナ禍で働き方にテレワークの普及が進み、ITスキルを身につけた都会暮らしの人が都会の雑踏から地方の緑豊かな自然を求めてやってくるようになりました。仕事は都会の本社から指示があり、仕事は田舎の自宅でこなす暮らしができる時代になりました。
通勤時間が要らないので、家族と楽しむ時間が増えます。地方の方との交流も楽しみのひとつになります。都会の情報を持っているので田舎の人にはとっても新鮮で驚きです。広い敷地に家族一人一人の部屋と仕事部屋がある暮らしです。
今までは、地方で暮らしませんかというキャンペーンでは、農業体験、漁業体験、林業体験などを通じて仕事にしてみませんか?というものでしたが、これからは、庭でのキャンピング、バーベキュー、山登り、トレッキング、海遊びなどをアピールする時代です。
つまり、地方自治体で仕事の世話をするのではなく、如何に遊びが豊富でお金がかからないかをアピールする時代です。住宅地も家庭菜園ができる100坪を超えるぐらいの土地に空き家や宅地を用意して居住希望者を呼び込む時代です。
ちょうど、トトロに出てくるお父さんが暮らしていたような空き家です。かなり不便な田舎ですが、通勤する必要がないので不便ではありません。高速インターネット回線があればどこでも快適なのです。