食べることは楽しい。お菓子を食べながらビールを飲む、焼き肉を食べながら仲間と談笑する、チーズ食べ放題のスイーツを食べる…世界は美味しいものであふれている。こうした楽しみを味わっているとドンドン太っていく。

 

標準体重にしようとすると今度は食事制限、野菜と青魚、味付けは薄口で味気ない。毎日、空腹を我慢する日々。太るときは楽しいが痩せるときは苦しい。結局、標準体重を維持するのはプラスマイナスゼロにいるようなもの。

 

人生も同じことで、楽しいことばかり求めているとどこかに狂いが生じている。元に戻るかのように今度は苦しいことが続く。楽しいことが続けば、それに慣れてしまって、これが普通だと思ってしまう。それが間違いの始まり。

 

腹八分目で食べるのをやめるのは結構辛いが、少し苦しいぐらいの日々の方が幸せなのだろうと思う。イイことばかり続けば、それに慣れきってしまう。少しは我慢しなければならないことがある方が健康的なのだろう。