成功したのは支えてくださる人がいたから
僕には出版社から執筆の依頼、法人会からは講演の依頼、金融関係の会社からは上場やM&Aのお話、業務提携のお話、テレビ出演、雑誌掲載、セミナー講師の依頼などいろいろなお誘いが来る。今は、そのすべてをお断りさせていただいている。
僕が成功者だと評価されていることを嬉しく思うが、僕が成功しているのは多くの僕を支えてくださる人がいるからで、彼らがいなければ今の僕はない。そうした人への感謝を忘れて自分だけがチヤホヤされるのを良しとしないからだ。
日本全国にいる多くの無名の人がどれほど僕を支えてくださっているだろう。彼らは僕のやりたいことに理解をしてくださり、協力してくださり、労力を惜しまず努力してくださっている。そうした無名の方々の支えなしに僕は存在していない。
人はチヤホヤされると自分がさも偉くなったような錯覚に囚われる。周りの人がこうべを垂れてくだされば、自然とチヤホヤされる人は上から目線になってしまう。そのことに慣れてしまうと、その人は他人がそのように接することを当然だと思い込んでしまう。
自分だけが偉いと思い込んでしまえば、人はその人から距離を置いて離れていく。金銭だけのつながりになり、お金の切れ目が縁の切れ目になる。そんなドライな人間関係をみずから作ってしまえば、落ちぶれるのに時間はかからない。