企業が業績を向上させるには事業計画が必要です。このとき、多くは業績での計画がメインで、今年は売り上げ30％アップにするといった財務目標ばかりが目立ちます。その数値目標に向かって従業員に頑張れと言い続けるのですがうまくいきません。

 

お客様の立場から見て、その会社の商品やサービスを今よりも買いたいと思わせるものがあるのか？あるいは、多店舗展開するので、新規店舗で多くの売り上げが見込めるのか検証する必要があります。新しい立地場所はどのように探すのでしょう？

 

また、売上を伸ばすには、そのプロセスがとても大切になります。立地があるから出店していると赤字のお店が増えて売り上げは伸びても儲けがなくなっていきます。資金繰り計画や出店計画をしっかり立てていないと失敗するかもしれません。

 

最後に、業績を拡大するには従業員の確保とその実務教育が欠かせません。福利厚生面、給与面、スキルを身につけるための研修内容と研修期間、従業員のスキルを高めて能力開発することで業績向上も見込めます。

 

こうした財務、顧客、業務プロセス、学習と成長　という視点から事業計画はなされるべきだとする考え方がバランススコアカード（balanced scorecard）です。もちろん、事業計画は計画と実行、分析と検証、再構築のPDCA（plan、do、check、action）という考えもあってのことです。