これまでこれでやってこれでやってきた常識を疑う
働いているとこれまでのやり方を踏襲することが当たり前になり疑うこともなく働いている。チョッと新しいやり方を唱える者がいると、私たちはこれまでこれでやってきたから変える必要はないと言い張る。よくあるパターンが職場で見られる。
自分の働き方はこれで良いと思い込んでいることが、そもそも進歩がない証拠で、これまで当たり前のようにやってきたことを疑うことから始めなければ進歩はない。進歩がなければ業績は上がらず昇給もできない。悪くすれば倒産するかもしれない。
21世紀はガソリン車から電気自動車への変換点で、ガソリン車の生産にこだわっていると、あっという間に中国や欧米の新興メーカーにシェアを奪われてしまう。パソコンでもかつてはIBMだったが、あっという間に台湾や中国製に奪われてしまった。
電話と対面で商売をしていた人が、そのスタイルにこだわっているとITを駆使した働き方のできる人に仕事を奪われてしまう。コロナ禍では顕著にそうしたことが現れてきた。非接触、非対面でも仕事のできる人が求められる時代になってきている。
これまでやってきたという働き方は疑っていく必要があり、より効率の良い働き方があるならしっかり学んで、そのスキルを身につけることだ。自分はもう充分働いてきたからなどと言っていてはいけない。
還暦を過ぎて年金暮らしでのんびりできる時代ではない。年金頼みの老後の生活など昭和の時代にできたことで、令和の時代では働けるうちはしっかり働かなければ生活もできない時代になっている。幾つになっても勉強は続けるべきだ。