プロ野球の選手が引退?他人ごとではない未来
プロ野球選手は若くして戦力外通告を受けたりして第二の人生の岐路に立つ。テレビ番組ではこうした選手のトライアルが番組として放送されているが、多くの戦力外選手は突然の通告に戸惑いその後の人生でかなり苦労している。
子供のころから野球一筋に生きてきて、野球で賞賛されプロの世界に入り、それなりに贅沢を覚え、その生活に慣れきた頃に収入が途絶えることになる。「プロ野球選手だった~さんですよね?」顔が売れているだけに地道な仕事は辛い。
現在のサラリーマンも同じような状態になっており、40代でリストラ勧告という戦力外通告を受け、退職(引退)しなければならなくなる。再就職するにも何をしていいのやら戸惑うことばかり。途方に暮れる毎日はプロ野球選手と同じ。
新たな仕事をするには、その仕事で求められるスキルや資格を持つことが大切で、これまでの実績など何の役にも立たない。調理を覚えて厨房で働く、宅地建物取引主任者の資格を取って不動産会社煮就職するなど…。
かつての栄光の日々の頃には軽蔑しバカにしていた仕事になるかもしれない。あんな仕事などバカでもできると豪語していたかもしれない。そんな仕事に就けば自分が情けないと思うだろうが現実は甘くない。高慢ちきな態度は嫌われる。
賞賛と高い報酬に満足していた過去からは想像を絶する世界への挑戦で、まったくのド素人からの再出発になる。恥をかき、汗をかき、罵声を浴びながらでも働いて、いつかは一人前になって見せるという強い意志がなければ務まらない。