俺の若い頃はおじさん
「俺の若い頃は、上司に誘われたら断るなど考えられない」「みんな集まれば、とりあえずビールだろう」「夜のお付き合いに付き合えない奴は仕事もできない」「俺の若い頃は、残業するのは当たり前だった」「俺の若い頃は、どんなに辛くても頑張って仕事をしたもんだ」…
どの会社にも、俺の若い頃はおじさんがいて自慢なのか指導なのかわからない厄介な上司がいる。やんわり、俺の言うことを聞けばかわいがってやるが、逆らえば苛めてやると言わんばかりのムードがある。こうしたおじさんはセクハラやパワハラも平然と行い反省することはない。
俺の若い頃はおじさんは、部下が自分より高給なものを持っているとひがんで、何かしらからんでくる。「ABC分析だろう」「PDCAができているのか」「Blue Oceanに挑戦すべきだろう」などと理解に苦しむ言葉を使うし、アドバイスと言っても幾つも言われるのでひとつも覚えられない。
ガミガミうるさく仕事ができない状態にして、「どうして仕事しないんだ」と怒鳴っているおじさん上司もいる。こうしたおじさんとは距離を置いておくのがいちばんだが、避けられないときは従っているふりをするしかない。我慢しきれないときはさっさと見切りをつけて転職するほうが健康には良い。