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親に向かってその態度は何じゃ!

 

僕は幼い頃から父親からひどい暴力を受け続けてきた。反抗的な態度に父親もムカついていたのだろう。よく、「親に向かってその目つきは何だ!」と怒鳴られたり、ドつかれたりした。

 

子供の僕にすればいつも酔っぱらって帰宅し、母親に暴力を振るう父親が憎かった。親なら親らしい態度を見せてみろ、そうしたら何でも聞いてやる。そうした思いがあったので、ついつい反抗的になった。

 

大人になって、いつまでも反抗的でいると自分がおかしくなると思って父親に優しく接するようにした。父親の態度は一変したので、最初、自分の態度が変われば相手の態度も変わることを知った。

 

子供が言うことを聞いてくれないと嘆く親は多くいる。子供が反抗的になるときは、親の態度に問題があるかもと思う方が良い。子供にとって尊敬できる親なのかと自分に問いかけてみることにしている。

 

子育ては言葉での指導ではなく、親の態度そのものがしつけ。言葉足らずであっても、親の生き様を見て子供は判断している。自分に甘く、子供に厳しいしつけほど嫌われるものはない。

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