2021年 コロナ感染拡大の中での経営
新年あけましておめでとうございます
2020年よりもコロナの感染拡大が続いている新年になりました。非常事態宣言が出されるのではないかと経営者はビクビクしながら状況をみています。飲食店で食事をするのが悪のようで経営は最悪のシナリオをむかえています。若者が感染源のように思われてかわいそうになります。誰かを責めるのではなく、皆が助け合っていく今年にしたいものです。
去年の春のコロナ禍での非常事態宣言で、僕は社員を休みにして自宅待機手当を出しました。夏のボーナスは全額支給にして前期は大幅な赤字を計上しました。後期は、秋の昇給はあきらめてくださいと早々に発表し、冬のボーナスは全額支給しました。夏からの社員の頑張りと政府の助成金で何とか黒字を確保できました。
去年、本社勤務の社員はテレワーク導入して早々に実施しました。非常事態宣言が出されても狼狽せずに自宅でテレワークをしてくださいました。また、この状況で本社ビルの他のテナントでコロナの感染者が出てもしっかり対応することができました。また、コロナ禍で、本社で働くことのリスク回避でテレワークを希望する社員は地方移転もできるようにしました。
今年は本社の縮小移転を考えています。狭い本社にし、家賃を下げて、余った資金は昇給やテレワーク手当てなどを考えているからです。今年の秋は必ず昇給しようと思うので、できれば昇給分の家賃の減額を狙っています。本社に投資するよりも、そこで働く人に投資する方が、はるかに皆が喜ぶからです。これまでは本社ビルの社格にこだわってきましたが、見てくれの時代は終わりました。
デジタル化されている今、ビルがどこにあるのか、どこに通うのかよりも、福利厚生がどれほど充実しているのかを人は見るようになってきています。育児手当や育児休暇は取れるのか?テレワークはできるのか?有給休暇は取れるのか?会議、研修、報告はズームなどで済ませられるのか?本社への通勤は週何日なのか?残業は少ないのか?など、経営者の姿勢がそのまま求人にも影響する時代になりました。