ふるさと創生
地方に行くと、どこも少子高齢化での人口減少、過疎化、地元企業の業績悪化、地元経営者の戸惑い、若者の就職難、空き家の増加、祭りの開催が困難、自治体の予算縮小などダウンサイジングの苦しみにあえいでいる。
パソコン教室わかるとできるの教室訪問をしたり、講演会に呼ばれたりすると僕は名刺交換した人の問題をできるかぎり調査してアドバイスしてきた。地元の活性化は地元民でしかなしえない。僕にできることは知恵を与えること。
その土地に行くとまず、スーパーや産直市場など地元民がよく行くであろう場所まで歩く。そこで売られている商材をチェックして、おおまかな可処分所得を考え、何を買っているのか買い物客のかごをチェックする。
その次に飲食店や飲み屋街を歩き、どんな人がどんな時間に何をしているのかを調査する。朝は、街の公園などまで歩きどれほどの人が散歩しているのかを調べる。もちろん、ネットでの調査は怠らない。そのうえで講演会などを行う。
講演会では街の人々の悩みや相談を受ける。その一つ一つにその場でアドバイスすることもあるが、多くは後日しっかり調査してから、調査報告書のような形でメールする。地元の経営者がこうすればもっと儲けるのではないかというアドバイス。
借り入れの仕方、返済の繰り延べ、事業の拡大、営業先の開拓、自社販売サイトの紹介、宣伝広告の打ち方、ネットサイトの宣伝や営業の仕方、新規商品のアドバイス、空き家の再利用の仕方、デザイナーの紹介、赤字鉄道の活用など多岐にわたる。
小林市で昭和の香りが色濃く残っている飲み屋街を見たとき、これは観光になるとピンときた!廃線まじかの鉄道にレトロな飲食店の食事券をセットにして販売すれば観光列車として人気が出るだろう。三崎まぐろ切符を思い出した。