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思い切った本社移転が始まっている

 

都心の通勤電車、2019年までは満員だったが、2020年夏以降は座って通勤できることもある。明らかに通勤しているサラリーマンが減少している。テレワークの導入によって自宅で働くのが普通になった。ベッドタウンは寝るだけの街ではなく働く場所にもなった。

 

東京駅近くのパソナが本社移転を淡路島にしたし、都内のIT企業で軽井沢や鎌倉に移転する動きが活発になっている。2020年までは、本社を都内の主要ターミナル駅近くに構えることがステータスだったが、家賃負担やテレワークの常態化で見直しされている。

 

都心に近く海もある鎌倉などは移転の問い合わせが急増し家賃が高騰していると聞く。和歌山県白浜町では空港があり、駐車場は無料、都心から飛行機で直行できる。ここではバケーションとビジネスを一緒に行えるワーケーションが可能でIT企業に人気。

 

都心に本社機能を集中させていることで、コロナウイルス緊急事態宣言でいきなり本社を閉めざるを得ない状態に追い込まれた経験から、都心に本社を置くことのリスク回避が課題となった。テレワークで広い本社が必要なくなり移転するとき地方も選択肢の中にある。

 

ニューノーマルでは、これまでの常識が通用しない。会社へは行くものから、テレワークで実績をあげる働き方に変わっている。営業は足で稼ぐものから、オンラインで営業実績を上げるになった。出張するのが楽しみから、オンラインで商談を済ませるになった。

 

地方に優秀な人が住むことで、ITスキルや都会との人脈を活かして地方再生に活発なアイデアを出し、農産物や海産物で市場に出荷できない規格外のものや数量が足りないものをオンラインで販売することもできるし、空き家再生にも乗り出せる。

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