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社長の真価が問われる

コロナウイルスの影響がどの企業にも出て業績悪化に苦しんでいる。社長としての僕の仕事は、第一に従業員の雇用を守り生活の安全と保障をすること。そのため、教室は休校とし本社はテレワークを導入した。しかし、従業員への給与やボーナスは全額支給した。さらに、従業員全員にパートの方も含めて補助金を出した。
FC本部なので加盟校様でも休校されている教室のロイヤリティーを徴収しないようにし、開校している教室でもロイヤリティーを半額にした。加盟校様が資金繰りで困らないようにいろいろな補助金や行政の借入金などをお教えしてサポートすることに集中した。本社SVは全国の加盟校様のサポートに頑張ってくれていた。
4月5月と毎月数千万円もの赤字を計上していたが僕に不安はなかった。コロナウイルスの影響が出る前からこうしたリスクを想定して資金繰りや休校、テレワークなど可能になるようにチームを作って動くように指示していたからだ。社長はいかなる場合でも動揺や狼狽してはならない。常に最善の策を提示することが大切だからだ。
教室が休校している間に新しい講座のシナリオを描き上げて収録し始めた。この騒ぎが収まったころオンライン診断やテレワーク、キャッシュレス決済など新しい生活やビジネスの世界が急速に普及し、それを学ぶ需要が生まれると感じたからだ。次の時代はITビジネス講座を理解している人たちが時代を切り開いていくと確信した。
社長というのは、逆境において従業員をしっかり守り、逆境から抜け出す方策を見つけ出して一人になってでも挑戦し続ける強さが求められる。従業員を解雇し、会社を縮小し、自分の家族だけは飯が食えるようにするのが仕事ではない。自分は倒れても、会社は儲けを出し、従業員は働く意欲に燃えることが出来、家族は笑顔で暮らせるようにするのが仕事。
経営者としての僕の力量は来年の決算書に現れる。これまでも、追い詰められたとき銀行から無担保・無保証人で5億円の借り入れをして会社を立て直してきた。1億円の社債を発行して銀行に買ってもらったこともある。最大のピンチの時ほど、僕はその次の未来を見て、自分がなすべきことを知り行動してきた。今回もすでにそうして動いている。

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