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ありがとう

 

「ありがとうございます。」という言葉はとても素敵な言葉で素直に感謝することの大切さを教えてくれる。少年野球でいちばん得したことは「ありがとうございました。」といつも大きな声で言ったこと。何かしていただいたら「ありがとうございます。」と頭を下げて声高に言えるようになった。

 

社会人になってからも仕事をしている間にも「ありがとうございます。」と言えることでどれほど先輩社員に大事にされたかわからない。ところが、社長になり部下ばかりになると他社の社長には「ありがとうございます。」と言えても、従業員や他社の従業員には「ありがとうございます。」と言えと強制している。

 

「ありがとうございます。」と自分が言うのではなく、相手に「ありがとうございます。」と言えと強制するのは体育会系の監督やコーチの態度だった。自分から感謝の言葉は話さず、自分に対して感謝の言葉をかけろと強制していた。こうした態度は非常に危険なことで従業員から信頼されなくなる。

 

選手があってこその監督やコーチであり、従業員あってこその社長。そのことを忘れて自分が一番偉いのだから感謝しろと強制する態度は、独裁者のようであり反感を招くだけになる。企業トップだからこそ誰に対しても謙虚さを忘れず、誰に対しても耳を傾け、笑顔で接し、謙虚な態度で首を垂れる人でありたい。

 

お金儲けがしたいと思っている経営者は多くいるが、感情的になり自制心を失くして自滅していく経営者が多くいる。儲からなくなる原因を自分にせず、周りのせいにしてより感情的になり自滅する。お金儲けがしたいなら従業員や業者の人から、この人に儲けさせてやりたいと思わせる人でなければならない。

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