現場の人が信頼する本社
現場の人が汗?を垂らして仕事して儲けているのに、本社の人間が、個人的感情で儲けにならず、ましてや現場の人からバカではないかと思われる態度を取ることが会社の為にならないのは当たり前のこと。本社というのは従業員から憧れでみられていることを忘れてはならない。
現場の人に申し訳ないと思う気持ちをなくして会社が成り立つはずがない。かつて、誰のおかげで飯から食えていると怒鳴った現場社員を思い出す。会社は、皆なの為にあり、個人の感情の為にあるのではない。僕は、そのとき、心から現場社員に謝り本社の改革を行った。
工場や支店が思いっきり頑張っているのに、本社は権力争いやなれ合いや多くの管理職が何をしていいのやらわからない場所になっている。ダラダラ会議と無意味な稟議と報告書、飛び込み営業の対応と接待と上司の自慢話、本社社員の陰口とで何ら儲けにならないことばかりしている。
こんな本社に誰が行きたいと思うのだろう?誰が本社に憧れを抱くのだろう?誰が本社に行って本社職員に会ってさすがは本社で働いているスタッフだと思えるのだろう?こうして日本企業の業績は徐々に落ちていき、三流だと思っていた海外の企業に買収されたり、倒産したりしている。日本企業では本社機能が効率よく働いていない。
生産現場では節約や改善が頻繁になされ、乾いたぞうきんをさらに絞る苦労をしているときに、本社は贅沢な施設で豪華な社長室や役員室があり、役員にはそれぞれ秘書が付き、高級車に運転手をつけて高級料亭で接待という飲食をして会社の経費にして頑張っていると思い込んでいる管理職のなんと多いことか。