社長の評価
学生が優秀だと判断されるのはテストの点数。社長や管理職が優秀だと判断されるのは儲けたお金。どんなに頑張ったところでテストの点数が低いと優秀と判断されない。同じようにビジネスの世界では、儲けを出せない社長や管理職は優秀だと判断されない。
利益を出せない社長は、その原因を自分以外のことに置き換えている。部下や管理職の出来が悪いから、不景気だから、立地が悪いから、客層が悪いから…自然と愚痴がこぼれるので感情的になって怒鳴ったりするものだから従業員から嫌われてしまう。
テストの点数が悪い生徒でも勉強すれば成績は良くなるように、赤字の会社の社長でも仕事に集中すれば業績は良くなる。部下に仕事を押し付けて、自分は現場仕事から離れていれば業績は良くならない。部下の意見に耳を傾ければ反省点や修正点も見えてくる。
真正面から仕事に取組み、悩み、苦しみ、落ち込んでも、それでも挑戦し続けた者だけに儲けが出て評価を変えることができる。儲けが出始めれば表情は明るくなり、仕事が面白くなり、自信が付き、従業員にも笑顔が見えてくる。
儲けを出せない社長は、勉強をサボっている学生と同じ。英語の成績が不振なら英語を集中して勉強すれば成績は良くなるのに、数学を勉強したり国語の勉強をしたりと目標が定まっていない社長もいる。バラバラでは儲けは出ない。
自分の評価を変えたければ、自分でしっかり自分を鍛えるしかない。どこまでも、いつまでも集中してやり続ける意志と実行力がなければ、儲け続ける社長にはなれない。ぼやいてばかりしてんじゃねーよと従業員に言われないようにしなければ。
また、その反対に我こそ頑張っているからお前たちは俺に続けと残業や休日出勤を強要するタフな社長も嫌われてしまう。僕は、誰よりも早く出社し、誰よりも遅く退社するが従業員はしっかり休ませているし、付き合わせることを良しとしない。