多くの人が働く会社
創業者は会社が成長するにしたがって自分がやってきた仕事を新しく雇った従業員に教えて任せるようになる。従業員が増えてくると古株の社員が、新入社員に仕事を教えて任せるようになる。こうして先輩後輩社員が生まれて業務が受け継がれていく。
従業員が増えれば皆が協力して仕事を遂行できることが大切になってくるが、上司に相談や報告せずに動く従業員も出てくる。会社全体の利益ために本人は働いているのに相談や報告がないだけでチグハグになりまとまりがなくなる。
そのチグハグが常態化すれば、上司に何の相談や報告もなく自分に任された仕事をこなしていく。それが事業部長であれば、その事業部全体がブラックボックス化して社長以下誰にも分らない状態になってしまう。
かつてそうした事態に陥ったことがあり、このときは他の事業部から仕事をキチンとできないと相談されたり、その事業部内の従業員から事業部長についていけないと相談されたりしたものだから反省しない事業部長を解雇して事業部そのものを廃止した。
会社で働く以上、その会社の誰もが納得する働き方をしなければならないのに、自分勝手な判断で会社の利益になっていると思い込んで仕事をしてしまっていることがある。そんな時は社内の誰かを遠ざけていたり感情的になっていたりする。
誰もが明るく、楽しく、元気よく 働いている職場を創れば、自然と儲かっていくが、その反対のことをすれば自然と業績は下がってくる。多くの人が喜んで働けるようにするため、自分の感情を抑え謙虚になり、多くの人のため根回ししながら笑顔で働くことも大切。