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通勤しない働き方

 

テレワーク(telework)は、離れた場所(tele)と働く(work)の造語で、場所や時間に縛られることなく働くこと。パソコンやスマートフォンの普及で、事務所を持たないで自宅でもカフェでも働くようになったことで、欧米で普及している。

 

例えば僕が会社を始めると、ネットで社員を募集する。映像通話で相手と仕事の相談をして任せる。数人の社員がこうして集まるが直接会ったことはない。賃金は報告された勤務時間でなく指示した業務の出来高で決まる。

 

大きな事務所が必要なくなるので家賃代が浮き、その分を給与や投資に向けることが出来る。また、人を雇うと個性がぶつかり合い人間関係がストレスになることも想定される。業務に関係ないことで仕事にならない事態を避けることもできる。

 

社員も出来高で賃金が決まるので、空いた時間に他の仕事を請け負うことができる。複数の会社で働くことが普通になり、自分の得意とする分野の仕事をたくさん請け負うことが出来る。今後こうした働き方が常識となる。

 

地球温暖化で毎年風水害が拡大している。交通機関のマヒや都市機能のマヒなど、災害の大規模化にインフラが付いていけない状態。多くの人が都市に集中して暮らすリスクを回避しようとする動きもある。

 

また、通勤時間の無駄や通勤ストレスなど仕事とは関係ないことで疲れてしまう。ネット環境がこうした会社勤めの常識を変えつつある。世界中どこにいても、求めるスキルがあり請け負ってくれるなら仕事を取ることが出来る時代になってきている。

 

最近は、ネット環境が整っていれば自宅でも十分仕事ができる。それなのに災害時こそ通勤を美化する昔気質の仕事人間もいたり、休みの日でも事務所に誰かいるのは当たり前という風潮があるが、それで仕事がはかどることはない。

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