大家さんになれば生活が安定すると大家さん目的でアパートやマンションを購入して、読みが外れて苦しんでいる方が増えてきている。シェアハウスの経営で一棟買いをして多額のローンを組んで家賃保証だったので安心していたら、保証していた会社がいきなり倒産して破産するしかないと嘆いている方もいる。

 

すでに償却して返済がない状態でのアパート経営ならまだしも、これから多額のローンを組んでアパート経営に乗り出すにはリスクが大きすぎる。数年前は、テレビでマンションを購入してローンの返済に苦しんでいる方が、ファイナンシャルプランナーに相談すると、大家さんになって返済を楽にしましょうとアドバイスしていた。

 

返済に困っていた人は、更に多額のローンを組んでワンルームマンションを購入して賃貸に貸し出して、返済を楽にしたと結んでいた。少子高齢化で空き家が増加し、アパートは相続税対策だと田舎でもドンドン建てられている。当然、空室率は上昇しているのに、自分の借家だけは入居者が抜けることがないと思うのは危険。

 

本当に儲かるなら不動産屋の方が自分で賃貸業を営んでいる。それをしないのはリスクが大きくて儲からないと思うから。自己所有の土地があるならまだしも、土地の購入から初めて賃貸アパートやマンションを建設して儲けようなどとする不動産屋はほとんどいない。チョッと小銭を持っている医師や管理職のサラリーマンが大家さんになりたがるそうだ。