縮小市場での企業経営
日本は少子高齢化で、どの企業も市場が縮小する中での業績悪化に悩んでいる。市場が年率5%減少するなら、現状維持での経営では5%の売り上げ減少は避けられない。保険会社の営業所は、少し前まではそれぞれの保険会社別だったが、今では総合保険相談所となっている。
あらゆる保険を総合的に判断して、もっとも営業所の手数料が高い商品をご案内する?ことで儲けを確保するようになっている。こうしたサービスをワンストップサービスと云い、その窓口に行けば総合的に相談ができるというもの。カフェだけでは儲からなので宅配サービスをしたり夜はスナックやレストランにしたり。
コンビニエンスストアでも、昔は棚に並べた商品販売だけだったが、今では銀行のATM、公共料金の支払い、宅配サービスの受付、お便所の無料利用、チケットの受け取りなど多岐にわたるサービスを提供している。こうして儲けを確保するようになるが競争は益々厳しくなる。
ワンストップサービスを提供できる企業は、従業員をプロに育てる必要があり、それができなければ淘汰されていく。従業員はこれまで以上により多くの知識や技量が求められるようになる。変われない下位企業は淘汰され生き残った企業は、以前より強固な経営ができている。