起業して業界のトップに躍り出る
織田信長は天下統一を目指して天才的な才能を発揮したが、部下の反逆にあって殺され、志半ばで挫折した。豊臣秀吉は、知略を尽くして部下や敵を褒めることで天下統一を成し遂げたが、部下を信用できずに朝鮮出兵に行かせたり、古参の武将を遠ざけたりするようになり、部下の信頼を失くして一代で終わってしまった。徳川家康は、いちばんの宝は部下であると公言してはばからず、古参の武将を旗本として重用し、健康管理を徹底的に行い、自分を戒め長期政権を樹立した。
会社のトップに求められる姿勢を3人の武将を知ることで会社を長く順調に経営する秘訣を知ることができる。中小企業のままで終わる経営者は、織田信長のように感情的になり怒りっぽく愚痴っぽいのかもしれない。一代で終わる経営者は、大企業にしながら古参の部下を疎んじて社員の信頼を失い業績を下げてしまうのかもしれない。大企業になり、長きにわたり好業績を維持している企業は、それぞれ従業員が幸せになるように努力しているのかもしれない。