苛めはなくならない
「弱い犬ほどよく吠える」と云われますが、東大卒で国会議員となり自分は国を動かしていると自負するようになると、お付きの者がバカに見えて怒鳴り散らすようになってしまう。儲けている会社経営者には、賞賛の声が集まるので自分がいるから儲かるのだと自負するようになり従業員がバカに見えて怒鳴るようになる。
自分を支えてくれる人をバカにするようになると同じ政治家や経営者は同類として集まってくるが、目下だと思われている人は避けるようになる。避けようがなくなるとオドオドするようになるし、怖がって仕事に集中できなくなる。パワーハラスメントの何ものでもない人が尊敬されるのは束の間でしかない。
職場でパワーハラスメントがあると、僕はさっさとその場から退職して逃げるようにアドバイスしている。上司に相談して改善するにも、上司がパワーハラスメントの原因だったり、その上の管理職に相談したりしても、その管理職はパワーハラスメントの上司の方を支持するに決まっている。
苛めによるストレスは心も体も徐々にむしばんでいくので取り返しのつかない状態になることがある。そんなことになる前にさっさと逃げるようにしっかりアドバイスしている。職場の苛めは我慢して何とかなるものではない。反抗してやっつけるか!やられるか、逃げるかしかない。逃げ出すのが一番手っ取り早い。
苛めの怖さは、苛められた社員が役付になると部下を同じように苛めるようになること。上下関係が厳しい野球部などでは苛められた後輩が先輩になると、人が変わったように後輩を苛めるのと同じこと。悪しき伝統がはびこるようになると、職場は陰鬱な雰囲気になり業績は伸びない。