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企業が大きくなると業績は降下する

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創業のビジネスモデルは、突飛で挑戦的で誰もがいぶかるような状態。しかし、その商品やサービスは魅力にあふれており、購入した人の満足度は非常に高い。販売すると、予想外の大反響でドンドン儲かるようになる。人も雇うようになり、企業は成長して社員が増える。

 

人が増えると、多くの意見が出てきて、創業者はこうした意見を受け入れるようにして商品を開発しなければならなくなる。「こうした方が良いですよ」「お客様からこんなクレームが来ています。」「これでは対応できません。」という現場や本社の意見に従わなければならなくなり、突飛で挑戦的で誰もがいぶかるような商品はできなくなる。

 

突飛で挑戦的で誰もがいぶかるような商品開発ができても、大きくなった会社の商品として販売しても現場のスキルが不足して対応できない。本社スタッフの了解が得られないなどで、アイデアはおじゃんになる。こうしたいと言うほど内部の反発が強くなり、ヤル気を失くしてストレスがつのっていく。

 

誰もがこれで良いという無難な商品は魅力がなく業績は下がっていく。現場を知らない人が開発した商品が市場に出されても、売れない商品という評価しか得られない。売れない商品開発が進み、企業が大きくなっているだけで何の魅力もなくなっている。このままではダメだと言った創業者はとうとう自分の会社から追い出されてしまう。

 

突飛で挑戦的で誰もがいぶかるような経営者がいない今、私たちが経営すれば大丈夫だと、市場調査で得た情報をもとに新商品を販売するがまったく売れずに倒産寸前になる。追い出した創業者を呼び戻そうと言いだした人がいて彼が戻ってくる。彼に反抗的な社員や役員をクビにして突飛で挑戦的で誰もがいぶかるような商品を開発する。

 

商品開発部の反抗的な人を解雇し、経営会議で反抗する役員や部長を解雇し、多くの人から恐れられ憎まれるが、商品は世界中で受け入れられて、彼の会社は奇跡の復活を遂げる。これまでの売れ筋商品をみずから否定して、全く新しい新商品の開発に乗り出すが、反対意見も多い。それでもやり遂げるには多くの人を切る覚悟が必要になる。

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