出世と年収は働き方で変わる
入社してからの働き方で出世と年収は決まるが、入社してから指示されただけの働きで愚痴や不満を募らせ、会社のあら捜しをしてはぶつくさ言っているようでは退職するしかない。多くの企業では評価制度があるが、年収の査定にはその人の働き方が評価されるのであって、学歴や門閥などは評価されない。性格も評価されるが、いちばんは業績。
入社してからドンドン出世する人は、与えられた職場での評価が高いからで、入社したての頃は、同じ仕事をしているのに仕事が丁寧だとか、朝早くから出社しているとか、上司の印象が良いとか、清潔だとか言葉使いが丁寧だとか、挨拶が爽やかだといった程度。だいたい同期入社はみんな横一線といった印象。
研修期間も過ぎて仕事を任されるようになると、赴任先で出社が早くて元気で挨拶してくれるし、いつも笑顔で雑用をこなしてくれるかどうかで評価が変わる。お客様からの受けが良い、取引業者への受けが良い、真っ先にお客様のところに行ってクレーム処理している、真っ先に取引業者のところに行って注文している。愚痴や不満を言わないなどで高評価を得る。
徐々に大きな仕事を任されるようになると、今度は自分で効率よいアイデアを出して今まで多くの時間がかかっていた仕事を短時間で済ませるようにして、余った時間を営業にまわして業績を伸ばすようになる。愚直に仕事を覚えてきたので、仕事のアイデアは的を射ており、彼に仕事を任せると業績は明らかに違うと高評価を得る。こうして、益々大きな仕事を任されるようになる。
役職も就き年収も入社当時とは比較にならないほどになった。同期入社の会社の同僚は、愚痴や不満を述べていた奴から退職するか窓際族になるかしていた。ため口叩いて辞めていった奴は、どこに就職しても愚痴や不満ばかりで転職を繰り返して身体を壊して死んでいった。転職して成功した奴はほとんどいない。還暦を過ぎ、振り返れば、人生こんなものかなと思う。