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優秀な人材を管理職にしてダメにしてしまう日本

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仕事のできる人材を、その仕事の分野で伸ばそうとするのが欧米流で、営業のできる人は営業の才能を引き延ばすようにする。彼が創った人脈を誰かに引き継がせて、その人を管理職にして人脈を切るようなことはしない。技術職にある人も管理職にせず、技術に専念できるようにして仕事に見合った給与で報いている。

 

技術に秀でた才能を持っている人に、「君もそろそろ入社10年だから、後輩の育成に力を注いでみたらどうかね。」と言われて管理職になったものの、後輩の育成ができずにストレスを溜めて心を病んでしまう。いつまでも平社員で良いから技術を深めていきたいと思っていても許されないのが日本の会社の仕組み。

 

日本企業に管理職が多すぎて、「稟議書がなかなか通らない。」「意見を述べるが上には届かない。」といった弊害が指摘されて久しい。管理職は真っ先にリストラされるが、その理由は現場で収益を産んでいる訳ではなく、なくても現場は動かせるからだが、その現場で最も優秀な人材を引っこ抜いていると現場は弱くなる。

 

管理職は役職手当がつくので給与は高く、平社員は安月給という日本の賃金制度は欧米にはない。会社に生み出す収益によって給与が決まるので、社長よりも平社員の方が高給取りということもある。どれほどの儲けを会社にもたらしているのかが給与に反映されるので、その道のプロが求められる。

 

管理職は多くいるほど労働生産性は悪くなるので昇給が難しくなる。そこで派遣社員や契約社員を雇って正社員の昇給を確保してきたが、そろそろ会社組織や役職手当や年功序列などを見直すときに来ている。ご年配のプロの平社員が皆の尊敬を集めて、イキイキと働いている会社は楽しそうに見える。

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