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アパート経営のトホホ物語

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サラリーマンでも大家さんになれますというキャッチに魅力を感じた友達は、頭金300万、借入金2500万円、35年ローンを組んで投資用のワンルームマンションを購入した。賃貸で貸出すと家賃収入が返済額を少し上回り儲けが出てくる。自分は会社で働いているだけなのに儲かるなんてと更に買い増して、投資用のマンションを3つ所有、借入総額8000万円になった。

 

4~5年はうまくいったが、2つの部屋が空きになり管理している不動産会社から家賃を低くして貸し出さないと周辺の家賃が安くなっているので借り手が見つからないとアドバイスを受ける。この時点で、儲けはなくなり3つ共に貸し出しても毎月7万円の赤字になった。更に数年経つと、配管などの修理で数万円から数十万円の出費が出るようになる。

 

投資用のマンションは、年数が経つにしたがって入居者がいなくなる恐れが増えてくる。近隣に新築マンションが建つと、そちらに人気が移り今までの家賃では入居してくれなくなる。我慢すると空き家になり銀行借入金の返済額は待ってくれないので赤字がいっきに増える。家賃をさらに安くして赤字を少なくするしかない。

 

ローン返済よりも家賃収入が少ない状態に我慢しきれなくなり転売しようとすると、3つ合わせても3500万円でしか売れないと言われる。それでも、このまま赤字を続ける気がしなかったので売り払った。ローンの返済が7500万円もあるので、結局、4000万円の返済だけが残った。何をしていたのだろうと今は反省の日々。

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