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株式投資のトホホ物語

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経営者は仕事が忙しいので、いちいち株価の動向をチェックできないが、会社の資金を少しでも増えるように運用しようと有名な証券会社に一任して運用してもらうことがある。銀行に預けるよりも有名な証券会社なら、手数料は高いがいろいろな投資アドバイスも受けることができるし、プロなので銀行預金よりも増やしてくれるだろうと思うからだ。

 

しかし、現実には大きな損失を出している。有名な証券会社の営業マンは、いろいろな資料を見せて御社の資金運用には、これがお勧めですと言ってくださる。こちらは、プロの営業マンが来て薦めてくれるし、高額な手数料を取るぐらいだから投資した資金は増えるのだろうと思って購入するが、資産の目減りがおさまらない。

 

更に、追い打ちをかけるようにこれまでのご損を埋め合わせるつもりで、こういう会社の株は如何でしょうかと言ってくださる。その度に、新しい投資先が増えて運用資金は膨らむがトータルすると損失が膨らんでくる。証券会社の営業マンに売買を依頼すると驚くほど高額な売買手数料だけが膨らみ、営業マンの成績だけが良くなる仕組み。

 

彼らは、チョッとだけ儲けさせて損失が膨らんでいることを忘れさせて、更に投資させていく。損失が膨らめば、この損失を穴埋めしたいので、この株を購入しましょうと言ってくる。それでまた損失が膨らみ、ガックリしてもう止めようとすると、少しだけ儲かる投資先を紹介する。この繰り返しで損失が膨らみ、投資から抜け出せなくする。

 

気が付くと、投資資金は三分の一になっている。それでも、新たな提案をしてくる有名な証券会社の営業マンが詐欺師のように見えてくる。投資で資産の目減りを失くしましょうという情報はたくさんあり、有名な証券会社の営業マンのアドバイスなら間違いないと信用して運用を任せると、投資資金は底を打つまで売買されて手数料だけ支払うことになる。

 

投資の経験からいえることは、お金は郵便局や銀行に預けるのがいちばんだということ。例え、テレビで宣伝するほど有名な証券会社でも、うまい投資話には絶対に乗らないということ。テレビや新聞や有名な経済評論家が、どんなに勧めても投資はしない方が良い。いっとき儲けても、さらに儲けようとして損を膨らませるのがオチだと思う。

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