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今日の勝ち組は、明日の負け組

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大規模店舗を展開してきた大企業の業績が悪化し閉店が相次いでいる。パソコン教室「わかるとできる」は、総合スーパー内に多くが出店している。これまで、総合スーパーでお買い物をしてきた方が、より新鮮な産直市場やお総菜が豊富な食品スーパー、オーガニック食品専門店やネット販売などにお客様を奪われている。

 

総合スーパーの強みは、メーカーから大量に仕入れているので定価販売でなく、どこよりも安く値引き販売できること。地域の従来の商店街にある定価販売の小規模店より同じ商品を安く買うことができたので人気があった。有名メーカー品がより安く買えることが最大の魅力で、皆が同じ商品を欲しがる時代の勝ち組だった。

 

豊かな生活ができるようになると、必需品は家にたくさんあるようになり、より付加価値の高い商品、オリジナルだったり、高機能だったり、そこでしか買えない希少価値のある商品だったり、そんな商品を欲しがるようになる。魅力あるオリジナル商品を企画販売できる大型専門店や個人商店が人気となるのはそんな理由から。

 

総合スーパーは閉店と店舗改革を急いでおり、魅力ある店舗を作るために地域の特性を活かしたお店に変化してきている。飲食できるスペースがあったり、保育所や郵便局があったり、バーやイベントスペースがあったり、商品も大量に陳列するのではなく、魅力ある商品に絞り込んで陳列している。

 

みんなと同じ商品が欲しい時代から、自分の個性を引き出してくれる商品、世界に一点しかないオリジナル商品など、その商品自体が魅力的でなければ売れない。つまり、誰もが知っている有名ブランド品ではないが、多品種小ロットなので高額となる商品。時代の変化に合わせて売れ筋も売り方も変わるし、その変化に対応できないお店はどんなに大規模であっても人気がない。

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