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敗北は計画が甘いか、計画がないか、実行しなかったかである

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受験で合格点を取るには、受験の日までの勉強日程をきめ細かく決めていく必要があり、決めた日程をきちんと守ることが大切になるが、受験に失敗してしまったときは、勉強日程を決めなかったか、日程を守らなかったか、計画そのものが甘いかである。不合格を自分以外のせいにしても合格になることはなく、他から観れば本人が甘いからである。

 

店の運営を任された店長は、本部の指示を受けてお店を運営することが最重要ではない。黒字店舗にしてお店を繁盛させて、儲けから従業員の昇給を確保することが店長に求められている。お店の決算書を観て、任されている期間の事業計画を練り上げる。その計画こそ、お店の将来を決定する大切なものとなる。つまりは、必達目標であり甘えは許されない。

 

店を任されたなら、その店の商圏となるエリアを実際に歩いてみる。どこに幹線道路があり、どこに線路があり、どこに河川があるのか?自店舗のチラシエリアの確認、商圏内のお客様の来店頻度、ライバル店の規模や商品構成、どのエリアからの来店が多いのか?その街に暮らす人の息づかいを感じてから自分なりの戦略を構築していく。これまでの店長にはない斬新で切れ込み鋭い作戦(事業計画)を作れるかどうかが問われる。

 

企業経営者は、会社を守る必要があるが、守るとは儲けを出し続けるということであり、赤字続きで会社を守れることはない。赤字が続けば、いつかは会社の資金が底をつき倒産する。毎年、企業経営者は事業計画書を作成するが、この事業計画書こそがその後の1年間の企業の命運を握るプランとなる。そのプランは、必達で当たり前の計画であり、できないとなると昇給もボーナスも出せなくなる。

 

作戦(計画)が甘かったなどと云う言い訳は支払いができなくなった経営者に通用しない。給与の支払いや業者への支払いができなければ破産してでも支払わねばならない。従業員は転職すれば何とかしのげるが、経営者は廃業しても支払い義務は残る。倒産して、家族はバラバラになり、安アパートに1人で暮らし、請求書がポストに入ってくる日々になり計画が甘かったと反省しても遅い。

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