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多店舗展開すると労働生産性を考えない店長や上司が増え赤字が拡大する

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売り上げ1億円の店舗と、売り上げ2億円の店舗があり、どちらも同じスタッフを揃える必要があるのかと実務に明るい店長なら考えますが、店舗は黒字にしてこそ継続できることがわからない店長は、売り上げに関係なく他店舗と同じ人数、同じ販促予算を要求します。これに疑問を抱かないで赤字を放置する上司は職務怠慢でしかありません。

 

店長は、横並びが大好きで疑問を抱かないし、横並びで同じことをやっていれば売り上げも同じになるはずだと考えて行動しがちです。稟議書を通して放置すると1年以上赤字にしても、何の疑問も抱かなく、そのままやり続けようとします。何か間違っていれば上司の指導があるだろうと思っていますが、上司からは何の指導もありません。

 

上司の上にいる管理職のチェックも甘くなれば、最後の砦は社長の決裁ですから、最後はどんなに憎まれようとも社長が自ら指導しなければならなくなります。僕はこうした経験を2度ほどしていますが、その時は、現場を巡回して全社員に黒字にするためにこの店舗には何が必要かを具体的に書いて説明してまわりました。

 

売り上げを伸ばせる店舗もあれば、ギリギリまで経費を削減して黒字化にできる店舗もあります。また、どんなにあがいても赤字のままだろうという店舗もあり、このときは閉店しなければ会社の損失が拡大するだけだと説明しなければなりませんでした。黒字店舗で働くスタッフのためにも赤字店舗は閉める必要があったのです。

 

半年間だけ待ってあげて教室を黒字にできない場合は閉校していきましたが、そこで働いているスタッフが教室を受け継いで働き黒字にしてくださることもあれば、引き受けたときは黒字だったのにその後、社長になって教室に出向かなくなり赤字教室になってしまい倒産ということもありました。

 

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