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倒産したのは誰のせい?

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20世紀初頭、世界一の豪華客船と評価されたタイタニック号が沈没したのは、汗を垂らしてボイラーに石炭を運び続けたボイラーマンでしょうか?それとも、夜、見張りをしていた船員でしょうか?船客に演奏を聞かせていた演奏家でしょうか?一等航海士?最後まで救難信号を出し続けた無線係?いいえ、全員が与えられた仕事を一生懸命、誇りを持ってやっていたのです。

 

ただ、船長だけは真面目に働いていましたが、早くアメリカに寄港したいという焦りから判断ミスを起こしました。たったひとりの判断ミスが1500人以上もの犠牲者を出す大惨事につながったのです。会社においても、従業員は与えられた現場で、それぞれが誇りを持って一生懸命に働いているのに、企業のトップの判断ひとつで会社が倒産して、皆が仕事を失います。

 

倒産を防ぐには、社長の人望ばかりでなく財務管理能力が求められます。会社の血液は資金ですから、資金繰りをキチンとできない社長さんは、行き詰ってしまうのです。社長さんは、自分の会社で働く従業員全員の命を預かっているのと同じですから、ひとつのミスが命取りになる覚悟が必要です。自分を信じて誇りを持って働いてくださる社員の幸せを創るのが社長の仕事です。

 

航海には羅針盤が必要なように、会社には資金計画が必要です。資金が回らなくなれば、すべての支払いはストップしてしまい、多くの人にご迷惑をおかけします。社長は、企業のトップとして如何にあるべきかをトコトン自問してみるべきでしょう。従業員がこの会社に誇りを持って働ける環境を創りだしているのか?如何に働くべきかをキチンとわかりやすく丁寧に教えているのか?

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