多店舗展開のリスク 店長のミス
どんなに素晴らしいビジネスモデルを持っていても、多店舗展開して失敗する企業がほとんどです。倒産する企業もいれば、撤退する企業もいますし、更に拡大できる企業もいます。また、ドンドン拡大してもビジネスモデルが時代遅れになり撤退する企業もいます。永続して長く儲け続けるのは至難の業なのです。
出店するときは、市場調査を最初に行いますが、現地に行くことなく決める企業は論外ですし、市場調査はライバル店の有無、事業計画書の作成、オープンまでの事業計画などがハード面での仕事なら、誰を店長にするのか?幾人のスタッフを採用してどんな研修内容にするのかを決めることも大切です。
僕の経験からすれば、店長の選出や現地スタッフの採用と育成こそが出店で成功するかどうかのキーになります。店長の選定とサポートで失敗すれば、現地スタッフとの関係がギクシャクして予想している業績を出せなくなります。オープンの日が決まっていますから、店長は急いで現地で採用したスタッフを育成しなければなりません。
このとき、店長は焦ってしまい採用したスタッフにきつく当たってしまうのです。平常心を失くした言動は、現地で採用したスタッフの動揺を産んでしまい人間関係を悪くしてしまいます。ギクシャクした関係では、笑顔で仕事ができず、お客様に良い印象を与えられず、業績は伸びないのです。
お店で働くすべての従業員が、明るく、楽しく、元気よくなければ、お客様はモノやサービスを購入してくださいません。お客様は、物やサービスを買う前にお店で働き対応してくださる従業員の雰囲気を観ているのです。その雰囲気が良ければ、喜んで話を聞こうとしますが、良い雰囲気がない店員からはモノを買う気がしないのです。