このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

お客様の声を聞く

DSC08373

小林一三という阪急電車の創業者は、大社長になっても毎日のように駅の改札口にいて改札員と一緒になって朝から晩までたち続けていたそうです。駅を利用するお客様の中に、買い物ができればいいな?というお声を聞き、街に出てここにお買い物ができるお店があれば嬉しいですかと聞きに周り、どんなお店、どんな商品、どんなサービスがあれば嬉しいですかと聞きまわってから阪急百貨店を立ち上げて成功しましたが、電鉄の社長が何をしやがると非難中傷されています。

 

また、お子様がぜんそくで咳が止まらず困っていたとき、家族で阪急電鉄の沿線を観に行った時、妻が「こんな空気のきれいな土地で暮らせたら素敵でしょうね」とお子様を観ながら言った言葉で、駅周辺に戸建てを配して、大阪市内の家賃相当の返済で住める宅地分譲開発を世界に先駆けてビジネスモデルにしています。今でこそ、私鉄沿線の開発は駅前の商業施設や住居施設とセットになっていますが、最初は投資家から大反発されています。

 

また、行楽客の増加策として、宝塚に「宝塚新温泉」というレジャー施設を開設し、その中に屋内プールを開設しました。しかし、当時は男女8歳にして席を同じにしないという風潮で、いっしょにプールに入れず、しかも、温水プールでなかったため大失敗します。この再利用として少女歌劇団を創り、プールを劇場に作り替えました。これが宝塚歌劇団の始まりです。大失敗しても、それをバネにして腐らず、立ち上がる闘志は見習うべきものがあります。

« »