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本気でヤル気があるの?

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テスト勉強の時に、どうしても教科書が開けないでもたつき、思わぬテスト結果になって落ち込む生徒がいるし、受験生なら必死になって受験勉強しなければならないが、どうしても勉強が手につかない受験生もいる。経営者にも、仕事に必死にならねばならないが、手につかないで異業種交流会や経営コンサルタントの主催するセミナーや趣味のゴルフに通い詰める方もいる。

 

社長が新規事業部を立ち上げて、事業部長にすべてを任せると、あとは大丈夫とばかりに他のことに気を取られている間に、新規事業部は赤字になってどうしようもない状態になっているなんてことはザラにあり、僕も東京本社を立ち上げて任せていると、とんでもなく赤字になっていた。新しいことを創めれば、必ず社長は、そこに張り付き、順調にいくまで誰にも任せてはいけないというのが僕の経験。

 

新規事業部を立ち上げて部長を決めて任せれば、うまくいくというのは大間違いで、部長は社長や上司に気に入られることしか考えていない。事業部が赤字になれば、誰かのせいにして自分が悪いとは思ってもいない。その責任は、すべて社長が負わなければならないのに、自分は任せているから安心している。その気のゆるみをビジネスは許さないし、気が付けば取り返しのつかないことになっている。

 

中小企業経営者は、何の経験もない従業員に新規事業のアイデアを話すだけで、もう大丈夫だと勘違いしているが、本気でその事業部を軌道に乗せたいのであれば、みずから先頭に立って営業し、開拓し、黒字化して、成功マニュアルを構築してから部下に委託するのが筋目と云うもの。それぐらいの本気度がなければ最初からやらない方がまし。部下に任せて社長はゴルフなんてとんでもない話。

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