世界から観れば日本は円安で物価が安い、治安がとても良い、国民のマナー意識が世界一高い、大切な物を置き忘れても盗まれる心配がほとんどないなど観光で訪れるには良いことばかり。2023年度は、コロナ前のインバウンド需要を追い越しています。

 

コロナ前は1ドル100円でしたが、今では1ドル150円、1万円の食事代金はかつて100ドルでしたが、今では67ドルで済みます。33％の値引きと同じなので、日本人が高額だと思っているモノが海外の人にすれば安いと思う値段になっています。

 

例えば、月収2,000ドルはコロナ前なら月収20万円に相当しましたが、2023年では13.3万円になります。日本人の所得が低くなったと思うのは、円安が一因です。反対に海外の人からすれば日本に旅行すれば格安になったと思うのです。

 

ホテル代金が約1.5倍高くなったと思いますが、海外の方からすれば同じ程度にしか思いません。沖縄や北海道だけでなく妻籠宿や熊野古道など日本らしさの残っている地方でも海外の観光客がたくさん来るようになりました。

 

円安になればガソリンなどの輸入品は3割以上の値上げになりますが、かなりの恩恵もあります。昭和の日本は円安で海外旅行などの贅沢はできませんでしたが、明るい未来を感じて豊かな生活を過ごしていました。そんな日本に戻りつつあると思います。