AI殺人兵器が戦争を安くする
従来の兵器は人間がロボットやドローンなどをコントロールして活用してきた。また、人が操縦する戦闘機や空母など、非常に高価な兵器になっている。GPSを受信して位置を知り、無線によって人が操作していた。
しかし、これからの兵器は自律型兵器で人を介さない兵器になるので、妨害電波では防ぎきれない。AI兵器に搭載されているカメラで位置を確認して自走し、ピンポイントで敵陣地や補給基地を破壊する。
兵士が戦死すれば訓練費用や補償などで高額になるが、AI兵器が破壊されても訓練費用や破壊後の補償などは必要ない。購入費用とセットアップするだけで補充できる。戦闘機もAIになり飛行士は必要なくなる。
戦艦や潜水艦もAI化され小型になり価格もかなり安くなる。戦争は兵士ではなく、AI化され基地やインフラの破壊を行うようになる。こうした兵器は安価で運びやすいのでテロにも活用されるようになる。
戦争は殺し合いで、殺戮の場に倫理や道徳など存在しない。如何なる方法でも構わないから対戦相手を滅ぼし、自分たちは無傷でいることが最優先される。敵兵を殺すこのが兵士であるのかAIなのかは殺戮の場では問題視されない。
小型化され高速化されると撃墜しにくくなり防御に高度な技術が必要になる。戦争は技術力によって勝敗が左右される。重厚長大型の兵器から軽薄短小型の兵器に変わる。技術革新は戦争そのものを変えていく。