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不可侵条約は破られる

 

日ソ不可侵条約、独ソ不可侵条約など、お互いに戦争をしないとする条約はいとも簡単に破られている。ウクライナが核兵器を放棄すれば、アメリカ、ロシア、イギリスがウクライナの安全を保障するとしたブダペスト覚書もロシアによって破棄されている。

 

平和を維持するために国家間で平和条約や不可侵条約などを締結するが、これがいつ、一方的に破棄され、軍事侵攻されてもおかしくないのが世界の常識。政治的または民間外交で平和を維持しようと努力しても無駄に終わることもあるのが国際情勢。

 

日本は、憲法第9条により戦争を放棄しているが、それでも自衛のためとはいえ再軍備しているのも事実。隣国のロシアや中国、場合によっては韓国といつ交戦状態になるかわからないのが現実。再軍備も必要だよねというのも一理ある。

 

ウクライナはブダペスト覚書によってロシアの侵攻はないと思っていたが、クリミア半島に侵攻され領土をなくしたが、アメリカやイギリスは覚書にしたがって安全を保障してはくれなかった。それが国際社会だということを僕たちは知る必要もある。

 

日米安保条約によって日本は守られていると思っていても、僕はアメリカ兵から自分の国は自分たちで守れと言われたことがある。俺たちは、おまえたちのために血を流さない。他国のために戦わなければいけなくなるかもしれないアメリカ兵の言い分なのだ。

 

非暴力、不服従の平和主義を説いたガンジーを産んだインドですら、核兵器保有国になったのは、隣国との紛争に対処するためだった。平和は外交と軍備のバランスで保たれていることを知ったからだろう。情けないことに人類はそうした平和しか築けない。

 

 

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