人口減少化の日本経済
団塊世代が70歳以上になり、団塊ジュニア世代も50歳を超えている。若者が減少して高齢者が増えるが、労働者の収入は思ったほど伸びない。戸建てやマンションを購入するほどの資金もないし若者の減少で戸建てやマンションは売れなくなっていく。
過疎化で行政サービスやインフラ設備を維持できない地域も多くなり、地方で暮らせなくなっていく。廃墟となった街が増えてくる。郊外でも廃墟となった団地が増えてくる。街中でも空き家となった戸建てや崩壊寸前のマンションが目立ってくる。
収入が伸びなければ外食や旅行を控える。贅沢品の購入も控えるようになるので消費は伸びないどころか減少していく。20代から60代までの労働者が減少するが、60代以上の労働者が増えるし女性の労働者が増えることで雇用は安定する。
日本は徐々に貧しい国になるが、国内生産が復活して内需は良くなる。デジタル化は遅れてしまい世界の潮流から蚊帳の外になっている。第1次産業は個人経営が主流で、大規模農家は出てこない。世界のトップ10に入る企業は日本にはない。
海外旅行は高く庶民は行けなくなるので、国内旅行に行くようになる。ただし、テントや車中泊などチープな旅行が人気となる。観光や温泉旅館で食事を楽しむのではなく、トレッキングやキャンプなどアウトドア系の遊びがメインとなってくる。
あらゆるものがネット接続でサービスを提供するようになり、テレビはネット番組を観るツールになり、街にはロボットが単純作業をこなし、ドローンが警備や配達を行っている。人々は出社することなく仕事をし、ネットで診察され処方箋は自宅に配送されてくる。