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平和と戦争

 

8月15日の終戦記念日、政治家は二度と戦争を起こしてはならないと言って、舌先が乾かないうちに別の場所で、紛争がいつ起こっても対処できるように軍備増強を急がなくてはならないと言う。二度と戦争を起こさないなら軍備など要らないはずだが、どうやら政治家はそう思っていない。

 

戦争を起こさないために軍備増強をする前に、戦争を起こさない国際ルールを決めようと積極的に行動すべきなのだろう。現行の国際法では、戦争をする権利(交戦権)が認められている。これを各国が放棄すれば戦争は起こらないし、各国で軍備増強などする必要がない。

 

政治家は、愛国心を煽り、情報を統制し、無謀な作戦を実行し、死者を増やし、敵国人民は統治能力がないから自国によって統治するなどと屁理屈を言い、アジアをひとつになどと聞こえの良いスローガンを掲げ戦争を正当化する。植民地からの解放などと言って、余計に地元民を苦しめる。

 

世界の民衆が立ち上がり、どんなに政治家が叫ぼうとも、煽ろうとも、厳しく統制しようとも、戦争に加担しない世界が生まれれば平和はおとずれる。政治家に踊らされ、意気揚々と戦場に赴く民がいれば、世界平和は遠のく。初対面の人に銃を向けて、相手を殺す行為に正義はない。

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