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批判ばかりだと嫌われる

どこかの国では与党のやることなすことすべてに批判的な態度を取ることが野党の使命といわんばかりに責め立てる。野党の政治家の発言のほとんどは与党の政治やスキャンダルなどの批判であり、毎回それを見ているとうんざりしてしまう。他人を批判するより、自分たちの政治目標を主張する方がカッコイイと思う。

 

与党でも野党でも古株の政治家が表に出てきてパッとしない。選挙では、かつて政権を取った大物政治家が国民から嫌われ落選している。ニューフェイスの新鮮さが表に出ていた政党が躍進したのは、既存の大物政治家にヘキヘキしているからに他ならない。誰がやっても同じと思わせる政党は議席を減らしていく。

 

態度のでかい大物政治家が嫌われ、批判ばかり目立つ政治家も嫌われるのは当然のこと。選挙のたびに議席を減らしても何の反省の弁もない政党も凡人からすれば理解できない。仕事の世界で、仕事をするたびに売り上げを減らしていればきつく叱られるか配置転換やリストラ要因になる。

 

国家の収入を増やすビジネスモデルがない、国を富ます国家戦略がないのにお金を配布すれば、国の借金が増えるだけのことぐらい凡人でもわかる。貧しい国が富める国になるには、先進的な知識と技術が習得できる教育が最初にあらねばならないのに、この国では首都にある大学に進学する勉強だけが重んじられている。

 

最高学府を卒業した学生が入社しても、職場の研修がなければ働けない国の教育そのものが世界の非常識だと声を大にして叫んでくれる政治家がひとりでもいればと思う。欧米では理解できない教育システムがこの国を貧しくしている一因でもある。この国は人が政治をするよりAIが政治をする方が若者の支持を集めるかもしれない。

 

 

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