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AI統治になれば

民主主義国家では選挙によって政治家を選び、政治家は国民の支持を得て国政を担当する。政治家は当選してこそ政治家で、落選すれば誰も見向きもしない。そこで政治家は当選するためにできもしない公約を掲げるか、やっても大きな借金を背負う公約を掲げがち。国の借金などはどうでもよく、ただ、当選したいがための公約。

 

共産主義国家では民衆の支持を得ていると勘違いしているトップひとりの考えに皆が従う。逆らえば思想教育として強制収容所に送られる。トップの指示が的確ならば国は富み、民衆は歓迎するが、トップの支持を得るために手段を択ばない党幹部や企業経営者が出てくる。大胆な政策を実行できるが危険も伴う。

 

どちらにしても汚職ははびこっており、人が行政を担当するなら必要悪とでもいうべき存在で、いつの時代もなくなることがない。それならいっそAIに政治を任せてみてはどうだろう。汚職はないしワイロも必要ない。身内を重宝することもないし、ハラスメントもない。5万円の接待を受けることもない。判断は的確で実行力もある。

 

この150年ほど、人類は民主主義か共産主義かで選択してきたが、新たにAI統治という選択肢があってもよい。ただ、政治家は既得権益を奪われるので猛反発するだろう。選挙も必要なければ天下りもない、天下り先の公益法人なるものもワイロのための規制もなくなる。高い学費のわりにお粗末な教育しかできない大学もネットになり必要なくなるかもしれない。

 

 

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